トップ > 資格を活かすには > やってみよう!Excel VBAで業務改善! > VBAとの出会い編 第5話「星くん、分岐処理を学ぶ!」

やってみよう!Excel VBAで業務改善!|VBAとの出会い編

さらに複雑な分岐処理へ

八木くんがパチパチと手をたたきます。

「すごいじゃないか星、そのとおりだよ。"<"は"より小さい"を表す演算子だ。
左辺が右辺より小さいときに条件を満たすんだ。他にも次のようなのがあるよ」

八木くんがパソコンに簡単な表を作成します。

演算子 意味
=  左辺と右辺が等しいとき条件を満たす
<  左辺が右辺より小さいとき条件を満たす
<=  左辺が右辺以下のとき条件を満たす
>   左辺が右辺より大きいとき条件を満たす
>=   左辺が右辺以上のとき条件を満たす
<>  左辺と右辺が等しくないとき条件を満たす
And  2つの条件が共に満たされたとき条件を満たす
Or   2つの条件のどちらかが満たされたとき条件を満たす

「"="から"<>"までが比較演算子。"And"と"Or"は論理演算子といって複数の条件を使って
分岐処理を行いたいときに利用するんだ。さあ、頭の体操の続きをやってみよう」

八木くんがコードの条件を、次のように変更しました。

    If A >= 0 And A <= 100 Then

「このときダイアログボックスに数値の100を入力するとどうなると思う?」 「これは…条件が2つあるのか…。1つ目の条件は"0以上"だから100は条件を満たす…、
2つ目の条件は"100以下"だから…これも100は条件を満たす…。
"And"ということは、2つの条件を共に満たすときだから…
わかった!この場合、100は条件を満たすんだろ…!」

「…大正解だ!やるじゃないか星!この場合、変数Aの値が0~100のとき条件を満たす。
じゃあ、この条件をこんなふうに修正したらどうだい?」

    If A >= 0 And A <= 100 Or A = 9999 Then

「このときダイアログボックスに数値の9999を入力するとどうなると思う?」 「えっ…えええっ…??…だめだ、頭が火を噴きそうだよ…!」

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