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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 新たなる挑戦編|第32話 「スタンダードにチャレンジ!」

事務所に戻ると…

事務所に戻ると、オーグチさんが客先に出かける準備をしていました。

「…あ、小口さん。
今日少し、お時間いただけないでしょうか?
先日の支給品管理システムの修正、確認していただきたいのですが」
「お、さっすが星、もう修正してくれたんか!
まだ少し時間があるから、今見せてくれよ!」
オーグチさんはそう言うと、星くんの机にやってきます。
星くんは、修正済みの支給品管理システムを、立ち上げました。

「…うん、いいぞ!未入力のオーダーNoをダブルクリックしたら、入力フォームが開く。
入力済みのオーダーNoをダブルクリックしたら、修正フォームが開く…と、イメージ通りじゃないか!」

オーグチさんはウンウンとうなずきながら、何度もオーダーNoの入力されたセルをダブルクリックして、
イベントプロシージャの動作を確認します。

「気になるところありますか?」 「…いや、オッケーだ!
星、これ早速、新しいバージョンとして配布してくれ。
調達課の連中にはもう、仕様変更について話してあるから。
客先から戻ってきたら、次の水平展開の打ち合わせをしよう。
…おっと、もう行かなくちゃ…!」
オーグチさんは営業カバンを手にすると、大慌てで事務所を飛び出していきました。

「…星くん。八木っちの話、どーなったの?」 入れ替わり泉先輩と岬さんが、興味シンシンの顔で、星くんの机にやってきました。

「あ、先輩。岬さん。…実は………」 星くんは今朝、岩田部長にしたのと同じ説明を2人に行いました。

「な~~~んだ。八木っち断ったの~~!
同僚になれると思って、期待してたのに!」
「あたしも。少し楽しみだったので、残念です……」 泉先輩は、"しょうがないか"という顔をしています。
岬さんはなぜか、少しホッとしたような顔をしていました。

「まあ、まあ。
…俺たちはこれまで通り、勉強会を続ければいいんですから。
今までと、特に変わりはないですよ」
星くんは2人をなだめるように、そう言いました。

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