「VBAエキスパート」を取得したきっかけは?(受験の動機)
MCPを保有している技術専門職の知人から、「VBAエキスパートは実務経験者を対象にし、実践力をはかる良い試験だった」と聞いたのがきっかけです。自宅のOffice環境のバージョンは2002と2010ベータしかないという点が少々不安でしたが、2003と2007は仕事でかなり使っていたので大丈夫かと思い、受験しました。
「VBAエキスパート」を取得するまで、どのような勉強をされましたか?
最初にExcel VBAを学んだのは2001年、UCLAの通信講座です。英国での知人の税務ソフトのプロジェクトに関わるためで、独学も継続しました。その後、国内の外資系金融機関で働きました。数千個の関数を埋め込んだExcelのワークシートに、数十ものファイルから、毎日手作業でデータをコピーペーストする、といった業務を引継ぎましたが、Excel VBAやAccessを駆使して業務を大幅に効率化しました。業務の整理をしながらコーディングやテストを繰り返すことを通し、VBAの多くを学びました。
すでに実務でVBAを使っていたので、試験対策としてはVBAエキスパート公式テキスト2冊を使い、1週間ほど学習しました。「Excel VBAベーシック」テキストは知識の再確認として数ページにざっと目を通しました。「Excel VBAスタンダード」テキストは、所々実際にコードを入力しながら、全項目再確認しました。
公式テキストは、一般の実務用テキストよりも簡潔に系統立てて整理してあります。自分の知識のブラックホールを埋めていける面白さを感じ、重宝しました。今後も辞書代わりに役立ちそうです。
身につけたスキルを今後どのように活用していきますか?
Access VBAのテキストも楽しく読んでいるところです。次のステップとして、スタンダードクラウンを目指そうか、と思っています。また、自身のサイトも構築しています。身に付けたスキルを活かし、在宅で仕事を受注していきたいと思っています。
【2010年6月取材】