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2019/02/15

『VBAエキスパート』リニューアルのお知らせ

マクロ・VBAのスキルを証明する資格『VBAエキスパート』 の試験をリニューアルいたします。

【2019年5月15日追記】
2019年5月15日に試験をリニューアルしました。

【お詫び 2019年4月22日追記】
リニューアルされた「VBAエキスパート」は、4月24日よりスタートすることを発表しておりましたが(2019年2月15日)、システムの改善箇所が判明したため、新しい試験の開始は5月15日に延期させていただきます。
受験者の皆様にはご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございません。なお、5月14日までは、現行のVBAエキスパートの受験が可能です。

1.リニューアルの時期

2019年5月15日に、試験のリニューアルを行います。
5月14日までは、現行試験をご受験いただけます。

※リニューアル時期を更新しました(2019年4月22日)

2.主な変更内容

主な変更点は下記の4つです。科目名、試験時間、受験料の変更はありません。

・Office アプリケーションの対象バージョン

リニューアル後は、Office 2010~2016バージョンに対応した試験となります。

・出題範囲

Officeアプリケーションにリボンが採用されて以降アプリケーションの仕様が大幅に変わり、実務で求められるVBAスキルも増えました。新しい試験では、より実践的なスキルを測れるよう、出題範囲を変更します。

<各科目の出題範囲>

・出題の形式

出題意図にあわせて、以下の形式で出題します。選択問題は、選択肢どうしが比べやすくなり、より直感的な操作で解答できるようになります。

選択肢形式 複数の選択肢の中から、1つまたは2つを選択します。
現行試験の選択問題はこの形式です。
ドロップダウンリスト形式 Visual Basic Editorで入力候補を選ぶのと似た感覚で、コードの一部をドロップダウンリストから選択します。
クリック形式 コード内の特定の行や、画像内の特定の箇所をクリックして解答します。
ドラッグ&ドロップ形式 並べ替え問題、マッチング問題では、ドラッグ&ドロップ操作で解答します。
穴埋め記述形式 テキストボックスに入力して解答します。現行試験でも出題しています。

3.科目の合格認定

すでに合格された試験の認定は、リニューアル後も有効です。認定証の変更はありません。
また、すでに合格された科目の受験は可能ですが、認定証の再発行はいたしません。
新しい試験の合格を証明される場合は、デジタル認定証をご利用ください。

4.スタンダードクラウンの認定

「Excel VBAスタンダード」「Access VBAスタンダード」の2科目に合格すると、スタンダードクラウンに認定されます。
すでに取得されたスタンダードクラウン認定は、リニューアル後も有効です。認定証の変更はありません。
また、どちらか一方の合格が現行試験、もう一方の合格がリニューアル後の試験の場合も、スタンダードクラウンに認定いたします。特別な申請は不要です。

5.新しい公式テキスト

各科目に対応した公式テキストを発行します。発売時期は、「公式テキスト発売時期」にてご確認をお願いいたします。

6.リニューアル後の試験と現行公式テキストとの対応

リニューアル後の試験と現行公式テキストとの対応は、科目によって異なります。

・Excel VBA ベーシック
出題範囲の中で、項目の組み換えはありますが、新たに追加された項目は1つだけです。 その項目を別途学習していただければ、現行公式テキストで受験に必要な内容を学習することができます。
・Excel VBA スタンダード
出題範囲の変更が最も多い科目です。新テキストで学習していただくことをお勧めします。
現行テキストで学習される場合は、解説のない部分を別途学習してから受験されることをお勧めします。
・Access VBAベーシック
出題範囲の中で、項目の組み換えはありますが、出題範囲に新たな項目の追加はありません。現行公式テキストでご受験に必要な内容を学習していただけます。
・Access VBAスタンダード
出題範囲に新たな項目の追加はありません。現行公式テキストでご受験に必要な内容を学習していただけます。

なお、現行の公式テキストの販売は、在庫がなくなり次第終了します。

7.Excel VBAベーシック 出題範囲

新たに追加された項目は背景色オレンジで表示しています。

大分類 小分類
1.マクロとVBAの概念 1.マクロとVBA
2.Visual Basic Editor
3.ブックとマクロの関係
4.セキュリティレベル
2.マクロ記録 1.マクロ記録とは
2.[マクロの記録]ダイアログボックス
3.個人用マクロブック
4.マクロ記録の活用方法
3.モジュールとプロシージャ 1.モジュールとは
2.プロシージャとは
3.コメントとは
4.VBAの構文 1.オブジェクト式
2.ステートメント
3.関数
4.演算子
5.変数と定数 1.変数とは
2.変数の名前と宣言
3.変数の代入と取得
4.変数の適用範囲
5.定数とは
6.セルの操作 1.セルおよびセル範囲を指定する
2.セルの値と表示形式
3.Offsetプロパティ
4.Resizeプロパティ
5.Copyメソッド
6.最終セルを特定する
7.ステートメント 1.If...Then...Elseステートメント
2.For...Nextステートメント
3.Withステートメント
8.関数 1.日付や時刻を操作する関数
2.文字列を操作する関数
3.数値を操作する関数
4.ダイアログボックスを表示する関数
5.その他の関数
9.ブックとシートの操作 1.ブックを保存する
2.ブックを開く、閉じる
3.複数ブックを操作する
4.シートを挿入する、削除する
5.シートをコピーする、移動する
6.その他のシート操作
10.マクロの実行 1.Visual Basic Editorから実行する
2.[マクロ]ダイアログボックス
3.シート上にボタンを配置する

★現行試験の出題範囲にあった「デバッグの基礎」は、「Excel VBA スタンダード」に移動しました。

8.Excel VBAスタンダード 出題範囲

新たに追加された項目は背景色オレンジで表示しています。

大分類 小分類
1.プロシージャ 1.複数のプロシージャを使ったマクロ
2.Callステートメント
3.値を共有する
4.Functionプロシージャ
2.変数の活用 1.データの個数を数える、値を合計する
2.配列
3.オブジェクト変数
3.ステートメント 1.Select Caseステートメント
2.Do...Loopステートメント
3.For Each...Nextステートメント
4.その他のステートメント
4.ファイルの操作 1.ファイルの操作
2.フォルダの操作
3.文字列操作によるパスの指定
5.ワークシート関数の利用 1.WorksheetFunctionオブジェクト
6.検索とオートフィルター 1.検索の基本
2.見つからなかったときの判定
3.検索したセルを使う
4.オートフィルターの基本
5.絞り込んだ結果のコピーとカウント
6.絞り込んだ結果の編集
7.データの並べ替え 1.簡単な条件の並べ替え
2.複雑な条件の並べ替え
3.特殊な並べ替え
4.文字列の並べ替え
5.フリガナの操作
8.テーブルの操作 1.テーブルとは何か
2.テーブルの特定
3.テーブル部位の特定
4.テーブル操作の例
9.エラー対策 1.On Error ステートメント
2.エラーが起きないデータに整える
10.デバッグ 1.Debug.Print
2.イミディエイトウィンドウ
3.ブレークポイントとステップ実行

★現行試験の出題範囲にあった、「イベント」「UserForm」「メニューの操作」「Windowsの機能を利用する」「レジストリの操作」は出題範囲から外れました。
また、「変数と配列」の中の「静的変数」「ユーザー定義型」および、「ファイルの操作」の中の「テキストファイルの操作」も出題範囲から外れました。

9.Access VBAベーシック 出題範囲

大分類 小分類
1.VBAの基礎知識 1.VBAとは
2.セキュリティレベル
3.モジュールとプロシージャ
4.オブジェクト、プロパティ、メソッド
5.演算子、論理式
6.コードの記述(行継続文字、コメント、インデント)
2.データベースの基礎知識 1.テーブル・インデックスの作成/設計(主キー、インデックス、適切なテーブルの分割と正規化)
2.Accessオブジェクト
3.変数・定数・配列 1.変数の名前と宣言
2.変数の代入と取得
3.定数
4.配列
4.ステートメント 1.分岐処理(If、Select Case)
2.繰り返し処理(For...Next、Do...Loop、For Each...Next)
3.その他のステートメント(With、Exit)
5.関数 1.数値を操作する関数
2.文字列を操作する関数
3.日付と時刻を操作する関数
4.定義域集計関数
5.変換関数
6.評価関数
7.ダイアログボックスを表示する関数
8.その他の関数
6.DoCmdオブジェクト 1.オブジェクトの操作
2.フォームとレポートの操作
3.クエリの操作
4.データ操作
5.その他のAccess操作
7.フォームとレポート 1.フォームとレポートの操作
2.コントロールの操作
3.イベント
8.SQL基礎 1.クエリの基本
2.テーブルの作成、削除
3.レコードの選択
4.絞り込み/並べ替え
5.テーブルの結合
6.集計クエリ
7.レコード追加、更新、削除
9.実行とデバッグ 1.VBEの基本操作
2.デバッグ、エラーへの対処
3.コードの保護、配布

★現行試験の「マクロとDoCmd」の中のAccessマクロに関する内容は、出題範囲から外れました。

10.Access VBAスタンダード 出題範囲

大分類 小分類
1.「Access VBAベーシック」
       レベルの理解
1.データベース基礎
2.SQL基礎
3.マクロ/DoCmdオブジェクト
4.フォーム/レポート
5.Visual Basic Editorの使い方
6.VBA基礎知識・文法
2.変数・配列・ユーザー定義型 1.変数
2.変数の適用範囲と有効期間
3.配列
4.ユーザー定義型
5.コレクション
3.プロシージャ・モジュール 1.プロシージャの連携
2.引数と戻り値
3.プロシージャの適用範囲
4.フォームとレポートの操作 1.フォーム・レポートの操作
2.サブフォーム・サブレポートの操作
3.フォーム間連携
4.イベントプログラミング
5.SQL 1.パターンマッチング
2.レコードのグループ化
3.テーブルやクエリの結合
4.テーブル定義の変更
5.インデックス
6.ADOやDAOによる
       データベース操作
1.ADOの基礎
2.データベースの接続
3.レコードの操作
4.テーブルの操作
5.トランザクション
6.外部データベースの利用
7.例外処理
8.DAOを使ったデータベース操作
7.応用プログラミング 1.参照設定・コンポーネントの利用
2.ファイル操作(FileSystemObject、FileDialog)
3.VBAの高速化
8.プログラミングのトレース
       能力とデバッグ
1.論理(ロジック)
2.論理エラーの対処
3.エラートラップ
4.Visual Basic Editorのデバッグ支援機能

★現行試験の出題範囲にあった「クラスモジュールのプロパティとメソッド」「Excel/Internet Explorerの連携・操作」は出題範囲から外れました。また、「マクロ/DoCmd」の中のAccessマクロに関する内容、「変数/定数/配列/コレクション/ユーザー定義型」の中のユーザー定義のコレクションに関する内容も、出題範囲から外れました。