小田 妙子さん(30代)
東京都 / みずほオフィスマネジメント(株) 勤務
私が所属する企画・人事部のシステム総括グループでは、委託元各社の総務事務やシステム運用管理を主な業務としています。システムの企画・推進・運営に関わるデータ集計やドキュメント作成で、ほぼ毎日Excelを使っています。
ちょうど2010年より、「自分をみがこう」と題して、社員各々が業務に役立つスキルを身に付け、組織貢献をしようという全社的な取組みが始まりました。
私が所属する部署は、日々行っているExcelによるデータ処理をより効率的に行うため、また社内でもIT化を牽引する役割を担う部署であることから、システム総括グループの全員でVBAエキスパートを受験することになりました。
プログラミングの経験がなかったので、VBAエキスパートの中の導入科目にあたる「Excel VBA ベーシック」を受験することにしました。IT資格は初めてでしたが、「試験に合格する」という目標が学習の大きなモチベーションとなりました。約1ヶ月の間、公式テキストを使って基礎から勉強し、受験前には公式模擬問題を繰り返して試験対策をしました。
グループ内の全員で受験することでプレッシャーもありましたが、みんなで頑張ろうという意識をもって受験に臨んだことで、結果的に全員のスキルアップにもつながり、良かったと思います。
これまでデータ処理で困ったことがあると、グループ内のシステム担当者に相談する、あるいはシステム開発会社に見積りをとって開発してもらおうといった発想でした。それが、VBAエキスパートの資格を取得したことによって、システムやプログラミングに対する苦手意識がなくなり、興味をもって取り組めるようになりました。また、これまで手作業で行うのが当たり前だと思っていた作業も、VBAで自動化できることに気付き、業務に対する意識が変わりました。
業務では数十万件のデータを扱うことも多く、ここから特定の条件のデータを決められた期限までに用意しなければならないことがあります。これまでは、条件ごとに抽出した中間データをいくつも作成し、それを手作業で突き合わせたり集約させたり、また関数を複雑に組み合わせしたり、いくつもの工程を経てデータを加工していましたが、今後はVBAで処理していけると思います。また、こうした作業をVBAで処理することにより、スピードアップしながらミスをなくすことができる、つまり業務品質を向上させることができると考えています。
今後は、VBAエキスパートの受験を通して身に付けたスキルを「使ってみよう」という意識をもってさらに理解を深め、業務に役立てていきたいと思います。
【取得科目】
Excel VBA ベーシック
【2011年5月取材】
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