伊藤 泰輔さん(37歳)
千葉県浦安市在住 / 日本生命保険相互会社 勤務
これまで仕事上で、資産運用に関わるシミュレーションソフトの開発や、データ分析のための専門的なプログラムの開発など、VBAを使ってさまざまなソフトウェアを開発してきました。
こうした実績を積み重ねてきたこともあり、“いつかはVBAエキスパート資格のなかでも最も難易度の高いレベルを取りたい”と考えていました。そういった経緯でVBA Professional Office 2003の受験を決めました。
資格を取得しようと決めた時点でVBAは不自由なく使えましたが、さすがにProfessionalは難しかったです。VBAエキスパート公式サイトで紹介されているProfessional学習資料を勉強しました。
勉強のコツとしては、実際にプログラムを書いてみて、「手で覚える」というやり方が遠回りのようで近道だと思います。プログラム文例集も探してみるとよいと思います。
また、Excel VBAスタンダードとAccess VBAスタンダードの公式テキストも見直し、細かいところも押さえるようにしました。
プログラミングの勉強にはキリがないので、Professionalの資格を取得したことで、一区切りついたような気がして何だかとてもホッとしました。また、“知っているようで知らないことが意外に多い”ことにも気づかされました。
「エラー処理の細かいメカニズム」や「Internet Explorerとの連携」は知りませんでしたし、イベントハンドラもぼんやりとしか理解できていなかったように思います。そうした曖昧だった部分が明確に理解できるようになったことは、資格を取得して良かった点です。
Professionalを受けようとする人は、すでに高いレベルにあるでしょうから、「資格なんかなくても、プログラムは書けるよ」とか「そんなことを知らなくても、なんとかなる」と考えがちだと思います。自分もそうでしたが、そうした“うぬぼれ”に打ち勝って壁を乗り越えると、以前よりも自分のレベルが上がったことを実感できると思います。
何かのアイデアを、“ソフトウェア”というカタチにできるのは嬉しいですし、実際にでき上がると少し誇らしい気もします。
これからも、できる限り、“今までにない仕組み”をプログラムやシステムにしていきたいです。それは何かのシミュレーションや新しいデータ分析手法かもしれませんし、今までになかった自動化の仕組みかもしれません。あるいはもっと別のビジネススキームにおける何かロジックの試作品(サンプルプログラム)かもしれません。
「何のシステムを作ろうかな?」「どんなプログラムにしようかな」と考えている時は楽しいです。
プログラミングの楽しさを、多くの人に伝えていくことにも活かしていきたいです。
【取得科目】
VBA Professional Office 2003
【2012年11月取材】
皆さまからのメッセージを募集中です。オフィスやプライベートでのVBAの活用方法や、資格取得して嬉しかったこと・苦労されたこと、独自の試験対策法など、皆さまの声をお聞かせください。
※掲載させていただいた方には、図書カードやオリジナルグッズなどを進呈しています。
※当サイト掲載に際しては、事前にご連絡をさしあげます。