原 淳さん(46歳)
東京都江東区 / 株式会社アープ 勤務
SEという職業柄、Excel VBAを用いた事務処理系システム開発はExcel 95の頃からやってきました。これまでユーザー視点でのExcelに関する試験はありましたが、VBAに特化したものがなかったので、今回のような新試験開始は朗報として待っていました。
この試験を知ったのは、マイクロソフト新宿本社セミナールームで行われたBAR VSUGというイベントでExcel MVPの田中亨さんより勧められたのがきっかけでした。 田中さん自身この試験の公式テキストの著者でもあり、前述のイベントでもVBAの体系だった学び方を話されていました。そしてその体系だったスキルを問う認定試験だということで受験してみようと思ったのがきっかけです。
とにかく2冊の公式テキストを熟読しただけです。Excel VBAはVisual Basic Ver.6とプログラミング手法が一緒です。違うところは、Excel独自のオブジェクトであるWorkbookやWorksheet、それにコンテキストメニューなどがあるところでしょう。
まずベーシックのテキストでは、これまで仕事を通じて学んできたことに抜けがないかを復習し、新人などの初心者に教える場合どのような手順でやれば実践的になるかを念頭に置いて読みました。
スタンダードのテキストの方は、Excelに特化したオブジェクト構造やAPI、レジストリ操作、OLEオートメーションなどが書かれていたので、仕事で使ったことのある機能を体系立った知識にできるよう意識して読みました。
Excel VBA自体が多機能すぎて何処から学んだらいいのか解らない人や新人プログラマーに対し、実践的かつ体系立った知識となるように教えるつもりです。また顧客の方に対するコンサルティングなどにも活用していこうと思っています。 初めてExcel VBAを見る人の多くは、操作した手順を自動的にコード生成してくれる『マクロの記録』でしょう。 しかしプログラミングをするには、まずステートメントや制御構造を学び、さらに保守性を考慮した美しい書き方を学ぶべきです。 それらのことを具現化することの大切さを伝授できればと思っています。
【取得科目】
Excel VBA スタンダード
【2009年9月取材】
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