トップ > 資格を活かすには > やってみよう!Excel VBAで業務改善! > VBAとの出会い編 第15話「モジュールとプロシージャをくわしく知ろう」

やってみよう!Excel VBAで業務改善!|VBAとの出会い編

モジュールの種類について

八木くんが、再びVBEの画面を操作し始めました。

「今までは、モジュールやプロシージャの種類について適当に話してきたけど、これからは明確に区別して話すことにするよ。
まずモジュールの種類だけど、Excel VBAには大きく分けて2つの種類のモジュールが用意してあるんだ」

八木くんは、VBEのプロジェクトエクスプローラを右クリックし、
ショートカットメニューから[挿入]→[標準モジュール]をクリックしました。

「今、挿入したモジュールが"標準モジュール"と呼ばれるモジュールだ。
これで、プロジェクトエクスプローラには、合計6つのモジュールがあることになる。
順番に説明していこう」

「上から3つのモジュールは、"シートモジュール"といってワークシートにくっついてるモジュールだ。
4つめは"ブックモジュール"といってブックにくっついてるモジュール、
5つめは"フォームモジュール"といって先ほど作ったユーザーフォームにくっついてるモジュールになる。
ここまではすべて、何らかのオブジェクトにくっついてるモジュールになるんだ」
「えっと…フォームモジュールがユーザーフォームを操作するためのモジュールだというのはわかるんだけど…。
シートモジュールやブックモジュールは何のためにあるんだい…?」

星くんが、不思議そうな顔でたずねます。

「うん。それは、さっきいった"イベントプロシージャ"についてキチンと理解しないとわからないはずだ。
そこはあとから説明するよ… とりあえず6つめ、最後にあるのが"標準モジュール"といって、このモジュールはどのオブジェクトにもくっついてない汎用的なモジュールになるんだ。
つまり、VBAには大きく分けて
"オブジェクトにくっついてるモジュール"と"オブジェクトにくっついてないモジュール"この2種類があるんだ。
ここまでいいかい?」

星くんが、ウンウンとうなずきます。

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