実際に取り込んでみよう!
「よし、実際に取り込むところを見せてやろう!」 八木くんはメモ帳を開き、なにやら入力を始めました…。
「…うん、こんなもんでいいか。
これをさっき作ったブックと同じフォルダに、"test.csv"という名前で保存して…。
よし!早速、実行してみよう」
八木くんは[F5]キーを押し、マクロを実行させました。
画面に3回メッセージが表示されました。
メッセージの中身は、先ほどのテキストファイルの内容です。
「ほええええ…」
星くんがすっとんきょうな声をあげました。
「どうだ、星!変数bufに、テキストファイルの中身が1行ずつ格納されたろう?
あとはMsgBoxのところに、おまえがやりたい処理を記述するだけで、
CSVファイルをVBAから利用するシステムを作ることができるよ」
「…なるほどなあ。
細かいところはわからなくても、とりあえずこれだけ記述すれば
テキストファイルの中身が利用できるんだね…、これはすごいや。
あ!でもこのテキスト、CSVのデータじゃないぞ…!?
これだけでは、CSVファイルを取り込んだことにはならないんじゃないのかい?」
星くんの質問に、八木くんがニヤリと笑います。
「いいところに気がついたな、星。
このまま帰ろうとしたら、ひとつカツを入れてやろうと思っていたんだが…。
おまえのいうとおり、CSVファイルを取り込むには、もうひと工夫いる。
…こんな感じだ」
八木くんが再び、カタカタとコードを打ち込み始めました。