Mid関数とInStr関数

「うん。オッケーだ。
Mid関数を使って、文字列の指定した位置から、指定した文字数だけ抜き出せばいいんだ。
日付は1文字めから"："のある位置までを、数量は"："のある位置から最後の文字までを、
それぞれ抜き出せばいい…。
"："のある位置を調べるには、InStr関数を使うんだ。InStr関数は文字列の中から、
指定した検索文字のある位置を数値で教えてくれる。
日付は"："の前にあるから、"："のある位置の1つ前を、数量は"："の後にあるから、
"："のある位置の1つ後を、それぞれ指定してやればいいんだよ」

星くんはフーと息を吐くと、オフィスの天井をぼんやりと眺めました。

「（先輩とオーグチさん…仲よさそうだったな…。
今まで意識したことなかったから気がつかなかったけど…やっぱり今も、付き合ってるのかもしれない…。
2人とも残業しないもんな…さっさと帰っちゃうし…。
ひょっとして会社の帰りにデートしてるんじゃ…）」 とりとめのない妄想が、星くんの脳裏に広がります。
ますます上の空になった星くんは、もうシステムのことなど頭にありません。