明日また続きをやりましょう
「今日はここまでにして、明日また続きをやりましょう。
このテキスト、貸してあげるから時間があるとき読んどいてね。
キミの実力がスゴいことはよ~くわかったから…気合を入れてしごいてあげる。
覚悟しといてね」
ニッコリとほほ笑みながら、岬さんがテキストを手渡します。
受け取る森川くんの顔が、見るまに真っ赤になりました。
ちょうどそのころ、泉先輩は自分のデスクで、モニターとにらめっこをしていました。
「…ここで、リストのセル範囲を指定してっと。
よし、OKクリック。
はい、できた。
そんでマクロの記録を終了して、VBEを起動っと…」
泉先輩は、オーグチさんの案件の開発に取り掛かっています。
まずは、マクロの記録を使って、データの入力規則のリストを設定するマクロを調べていました。
「はあーーん。こんなん、なってんのか」
Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
'
'
With Selection.Validation
.Delete
.Add Type:=xlValidateList, AlertStyle:=xlValidAlertStop, Operator:= _
xlBetween, Formula1:="=リスト設定!$B$2:$B$12"
.IgnoreBlank = True
.InCellDropdown = True
.InputTitle = ""
.ErrorTitle = ""
.InputMessage = ""
.ErrorMessage = ""
.IMEMode = xlIMEModeNoControl
.ShowInput = True
.ShowError = True
End With
End Sub