LookAtの指定を入れよう
「すごい…。二人とも、そんなことまで考えて開発してるんだ。
私なんかがシャシャリでて、迷惑だったかしら?」
「いえいえ。そんなことないですよ先輩!
俺だって、いくつも開発しているうちに、いろいろ分かるようになってきたんです」
「そうですよ。最初の開発でこの内容なら、たいしたもんです。
自信をもってください」
シュンとしょげかえる泉先輩を、星くんと八木くんが交互になだめます。
隣では岬さんが、ぬるくなったコーヒーをズズーッと一気に飲み干していました。
「あとは、そうですねえ…。
FindメソッドにLookAtの指定を入れておいたほうがいいですね。
LookAt引数は、部分一致したセルを検索結果に含めるかどうかの指定です。
xlPartなら一部分でも一致するセルを検索します。
xlWholeなら完全に同一なセルだけを検索します」
「LookAt…ですか?
それがないと、どんなふうにマズイんでしょう?」
「そうですねえ…」
八木くんがカタカタと、PCに何やら打ち込みます。