メモをとりながら…
「検索するには、リスト名が必要ね。
リスト名は、出荷一覧シート3行目の見出しを使うんだっけ…。
そっか!リストの設定は、どうせイベントプロシージャで作成するんだから、
選択したセル(Target)の列(Column)をそのまま使えばいいんじゃない」
彼女はメモ用紙に、"Cells(3, Target.Column).Value"と、さらに書き込みます
「…こうすればどのセルを選択しても、必ず選択したセルの3行目にある値が取得できるじゃない!
…イベントは、セルを選択したタイミングで発生する必要があるから…」
泉先輩はVBEのプロジェクトエクスプローラーから、出荷一覧シートのモジュールを表示させます。
次に、オブジェクトボックスの"Worksheet"を選択すると、プロシージャボックスを開き、
ワークシートのイベントの一覧を表示させました。
「…この中からだと、シートの選択範囲を変更したタイミングでイベントが発生する、
SelectionChangeが最適ね。引数でTargetも使えるし。
…あと、リストのアドレスを取得する処理は、やっぱりFunctionプロシージャで
別に作るほうがいいのかしら?」
彼女は次々と、思いついたことをメモに書き留めていきます。