Application.Callerを使って処理を分岐
岬さんが[ボタン 2]ボタンをクリックします。
「ね?呼び出しているマクロは、どのボタンも"メイン処理"マクロなんだけど、
"Application.Caller"で、呼び出したボタンの名前がわかるから、
それを使って処理分岐ができるのよ」
森川くんが、ウ~ムとうなりました。
「コレ…便利っスね。
これまで、どのボタンがどのマクロを呼び出してるか、
"マクロの登録"ダイアログボックスでイチイチ確認してたんスけど、
これなら"メイン処理"マクロを見れば、
どのボタンがどの処理を実行してるのか一発でわかるっス」
「でしょう~~~♪
ボタンが1つや2つの小さなツールなら必要ないけど、
10個も20個もあるような大きなシステムだと重宝するわよ~~」
「はあぁ~~~」
森川くんが、尊敬の眼差しで岬さんを見つめます。
ちょうどそのとき、星くんが二人のところにやってきました。
「それじゃ悪いけど、今日はこれで失礼するよ。
勉強会、中止になっちゃって悪いね……」
「いいなあ~~星さんと泉さん。
若と飲めるなんて。
森川くん、あたしたち残業して、も少し勉強してこっか?」
森川くんが、興奮して目を見開きます。
「いいんですか!?もちろん大丈夫です!
よろしくお願いしますっス!!」