定時の少し前になりました
もう少しで定時を迎える頃、オーグチさんが息を切らしながら事務所に駆け込んできました。
「ゴメン、ゴメン。
遅くなったけど、今からリストの補助機能。
見せてくれるかい?」
「お、そ、い~~!
あたし、もう帰ろうかと思ってたわよ!」
「若に返事して、客先行って…、これでも大急ぎだったんだぜ?
まだ定時には時間があるから、早速見せてくれよ」
泉先輩はふくれっ面で、リストによる入力補助システムを立ち上げます。
オーグチさんは、画面を覗きこみました。
「どれどれ……。
まずは、リストが正しく設定されるかだな。
製品区分、出荷先、担当者……と。
いいね!」
オーグチさんは順番に、それぞれのセルを選択、リストをプルダウンさせ、
正しく設定されていることを確認します。
「じゃあ次は、リストに表示するデータを増やしてみるか…。
リスト設定シートを開いて、担当者の列に、新人Aと新人Bを追加してと…」
オーグチさんは、リスト設定シートのC列に次のように新しいデータを追加しました。
「この状態で出荷一覧シートに戻り、担当者のリストを表示させてみると…。
おお…!すごい!!」
リストには後から追加した、新人Aと新人Bのデータが正しく追加されています。