AND検索とOR検索の違い
「AND検索は、"1つでもキーワードを含まないケースがあれば、
その時点で非表示にする"ことで、実現したんだよな…。
OR検索は逆に、"すべてのキーワードを含まない場合、非表示にする"というところか…」
森川くんは、再びおもしろい顔をしながら、頭を左右に動かします。
「すべてのキーワードを検索したかどうかを判定するには……、
配列KeyWrdのUboundを調べればわかるじゃないか!」
彼は小さな目をパッと見開くと、カタカタとキーボードを叩きます。
Case "2"
'OR検索の処理
If Range(Cells(r, MidashiCol), Cells(r, EndCol)). _
Find(KeyWrd(i), LookAt:=xlPart) Is Nothing Then
If i = UBound(KeyWrd) Then
Rows(r).Hidden = True
End If
End If
「…これでいいんじゃないか?
カウンタ変数iがUBound(KeyWrd)と一致したときは、
最後のキーワードを検索しても見つからなかったときだから、
このタイミングで非表示にする…っと」
森川くんは一覧表の中から、出現頻度の少ない文字列を探します。
「"中村"と"稟議中"のキーワードは、合わせて6行しか出てこないな…。
これでテストしてみよう」
彼は、B3セルに"中村 稟議中"と入力し、[Or検索]オプションを選択すると、
[検索]ボタンをクリックします。
「………ありゃりゃ。そう簡単にはいかないか…。
"稟議中"は検索してるけど、"中村"は全く検索してないな…。
なんで、こうなるんだろう?」
森川くんはOR検索のコードと、にらめっこをします。