森川くんの顔は真っ赤
「どれどれ…」
オーグチさんが、適当な検索ワードを入れて検索します。
画面はチラつくこと無く、一瞬で検索が終了しました。
「おー!いいじゃないか!これで配布してくれよ。
森川……おまえホントに、たいしたやつだな!」
オーグチさんが腕を組んで、しきりに感心します。
森川くんの顔は、もう真っ赤です。
「(VBAでこんなに喜んでもらえるなんて…こんなこと…想像したこともなかったな…)」
新たなる戦力が加わったことを祝福するかのように、
爽やかな初夏の風が、事務所の中を駆け抜けていきました。