関数は記録されない
「関数はマクロの記録で、記録されないからね。
覚えるしか無いのよ」
テキストの8章を開いた岬さんは、そう解説します。
関数
関数は決まった計算や処理を行う命令です。実用的なマクロの多くは何らかの関数を使います。しかし、マクロ記録で関数は記録されません。VBAの関数は、覚えるしかありません。
< ベーシック公式テキスト P123 >
「ワークシート関数とよく似てますね…」
森川くんが、テキストを覗き込みながらつぶやきます。
「そうね。中途半端に似てるから、注意が必要よ。
VBAの関数はExcelだけじゃなくて、AccessやOutlookなど、他のマクロでも使える共通の関数だからね」
Replace関数は、引数に指定した文字列の中で、引数「検索文字列」で指定した文字列を、引数「置換文字列」に置き換えます。Replace関数は、文字列の中から不要な部分を除去するときによく使います。検索文字列を、空欄("")に置換すると、結果的に検索文字列だけを除去できます。
【書式】 Replace(文字列, 検索文字列, 置換文字列)
< ベーシック公式テキスト P133 >
「…例えばこれ、VBAのReplace関数だけど、ワークシート関数にもREPLACE関数があって、
"REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)"と、微妙に書式や機能が異なるのよ」
「ホントだ。同じ関数でも中身が違いますね」