VBAはオブジェクト指向言語
「……Excelの機能に関連したところを、先に理解したほうが効率が良さそうだな」
ページが4章の"VBAの構文"になったところで、森川くんは指を止めました。
「"VBAの構文"か…。
ここはぜひとも、理解しておかなきゃな…」
彼は真剣な表情で、4章を読み始めます。
オブジェクト式の書き方
オブジェクト式の基本形は、次の2 パターンです。
(A) 対象. 様子 = 値
(B) 対象. 命令 オプション:= 値
(A)のパターンは、対象の様子や状態に関する書き方です。たとえば、ここに「山田くん」という小学生がいたとしましょう。「山田くん」には、身長や体重、家族構成や趣味など、さまざまな様子や状態があります。
< ベーシック公式テキスト P40 >
「えっ!? VBAって、オブジェクト指向型の言語だったんだ…。
そういえば今日の後半、岬先輩が並べ替えやら検索やらをメソッドで実行してたっけ。
…あのときはボーッと聞いていたけど、考えてみれば、ちゃんとオブジェクト式を使っていたな」