「VBAが他の開発言語に比べて優れている点は、大きくまとめると次のとおりです」
・開発のしやすさ
・開発環境がアプリケーション内に用意されている
・マクロの記録機能が使える
・VBAの情報がインターネットに豊富にある
・Pコードなのでプログラムのテストが容易
・言語のポテンシャル
・Visual Basic 6.0とほぼ同じ機能を使える
・Officeアプリケーション間での連携が容易
・外部参照でVBA以外の機能を利用できる
昼休みが終わり、VBAの勉強会が再開されました。
岬さんは昼休みに作ったリストを、水木さんに紹介します。
「たくさんあるのね。
一つずつ、説明してくれる?」
「わかりました。
まず、大きく分けると"開発のしやすさ"と"言語のポテンシャル"に分かれます。
まず、"開発のしやすさ"ですが…」
岬さんは[Alt]+[F11]キーを押し、VBEの画面を表示します。
「これは"Visual Basic Editor"といって、VBAの開発環境です。
このように、Excelの中に、あらかじめ開発環境が用意されているので、
ユーザーはすぐに開発を行うことができるんです」
「あら……こんな画面、Excelにあったのね」
「はい。
そして"マクロの記録"機能を使うと、Excelで実行した操作が
VBAのコードになって、この中に記録されます」
岬さんはそう言いながら、カタカタとExcelを操作していきます。
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