飲み会の始まり
「豪快舟盛り~おっ待たせしましたあ~!!」
威勢のいい店員が、大きな舟盛りをテーブルの上に運んできます。
泉さんが注文したメニューが、次々とテーブルの上に並んでいきました。
「それでは、……皆さんのご健勝を祈願して…"乾杯"!」
乾杯の音頭をとった若が、ビールのジョッキをあおります。
岩田部長と泉さんも、若に合わせてジョッキをあおりました。
オーグチさんにいたっては、そのままグイグイとジョッキを傾けると、一気に飲み干してしまいます。
「かんぱい……」
対照的に星くんは、小声で乾杯をつぶやき少しだけ口をつけると、
目の前の枝豆を黙々と食べ始めるのでした。