「こんな感じかな?」
「いいじゃないか、星!これで第1ステップは終了だ」
「え!?もう…?」
星くんが、キョトンとした顔で答えます。
「うん。次にそれぞれの処理に必要なVBAの命令を考えるんだ、これが第2ステップだよ。
フォント色が"赤"かどうかを判断するには、どうすればいいんだい?」
「ひょっとして…Ifステートメントを使うのかい?」
「ビンゴ!その通りだ。じゃあ、B列に数字を代入するには?」
「う~ん………、そうか!このあいだ教えてもらったRangeオブジェクトを使えばいいのか」
「いいぞ、その調子だ。ちなみにこの処理は、ワークシートの1行を処理すればそれで終わりの処理かい?」
「ちがうよ。A列のすべての行に処理を行わなきゃあ…あ、そうか!For…Nextステートメントも使うんだね」
八木くんの問いに、ひとつひとつ星くんは答えていきます。
「よし、ここまで出た、For…Nextステートメント、Ifステートメント、Rangeオブジェクトを、
さっきの紙に追加してみよう!これで第2ステップは終了だ」
星くんは頭をひねりながら、先ほどの紙にステートメントを追記していきます。
「このときわからない処理は、そのまま日本語で書いてかまわないよ。
プログラムの"おおよそ"の形ができあがればオッケーだ」
星くんはウンウンとうなりながらも、なんとか次の処理を書き上げました。
「こんな感じで、いいのかな…?」
「上出来じゃないか、星!これでプログラムの8割は完成したようなもんだ。
あとはステップ3で細かなところのコードを完成させればいいんだよ」
八木くんは、星くんの書いた紙を見て絶賛しました。