「…八木、この引数ってなんだい?
それに、Functionプロシージャの呼び出しのとき、変数には何が代入されるんだい?」
星くんの質問に、八木くんはウンウンと何度も深くうなづきます。
「よくぞ聞いてくれた、星!
わざわざ"うどん屋"と"宅配ピザ"を例にしたのは、まさにこの部分を説明しやすくするためだったんだよ」
八木くんがPCに図を追加しました。
「うどん屋も宅配ピザも、料理のオーダーをしなければ何も食べられない。
つまり、おまえが食べたいものをお店に伝える必要がある…というわけだ。
この料理の"オーダー"こそが、まさに引数なんだよ。
他に料理の"代金"なんかも引数になるね。
…マクロを呼び出す記述としては、こんな感じになる」
【うどん屋プロシージャの呼び出し】
Call うどん屋("きつねうどん", "400円")
【宅配ピザプロシージャの呼び出し】
変数 = 宅配ピザ("アンチョビピザ", "800円")
「引数っていうのは、1つに限らないのかい?」
「もちろん。必要なら2個でも3個でも引数を渡せばいい。
その場合は引数と引数の間を",(カンマ)"で区切るようにするよ。
ちなみに引数を渡す必要がないとき…つまり引数が0個のときは、プロシージャ名だけを記述すればいいんだ」
「なるほど…呼び出したマクロに何らかの情報を伝えるのが"引数"の役割なんだね。
でもこれって、勝手に引数を渡してやれば、それでOKになるのかい?」