トップ > 資格を活かすには > やってみよう!Excel VBAで業務改善! > VBAとの出会い編 第13話「マクロの実行について考えよう」

やってみよう!Excel VBAで業務改善!|VBAとの出会い編

"ユーザーインターフェイス"ってなに?

あたりがすっかり暗くなってきましたが、八木くんのマンションでは、まだまだ星くんの勉強が続いています。

「ユーザーインターフェイスって、なんだい?」

星くんが、八木くんの言葉を聞き返しました。

「うん。ユーザーインターフェイスっていうのは、ユーザーがシステムを操作するときに必要な、画面や操作方法などの仕組みのことをいうんだ。略して"UI"といったりもするよ。
例えばExcel2003までの"ツールバー"とか、Excel2007以降の"リボン"、あれもユーザーインターフェイスのひとつだ。
あとInputBox関数で表示される入力用のダイアログボックス、あれもユーザーインターフェイスのひとつだよ」

「なるほど…よーするに、ソフトウェアを操作するためのメニュー画面や、入力フォームのことをいってるんだね。
それならよくわかるよ」

「まーね。ただこれらは、ユーザーインターフェイスの一部にすぎない。
そうだな…例えば星、VBAで作ったプログラム、つまり"マクロ"をどうやって実行する?」

「…それは、VBEから[F5]キーを押して…かな…?」

「そんなことしてユーザーにプログラムを実行させてる業務システムを、おまえは見たことあるかい?
おそらくどんな業務システムでも、メニュー画面があって、そこからプログラムを起動させてるんじゃないかな?」

「…たしかにそうだね。
VBEから操作させたら、まちがえてコードウィンドウのプロシージャを変更されちゃうかもしれないもんな。
Excelには他に、マクロの実行方法ってあるのかい?」

星くんの質問に、八木くんはニヤリと笑いました。

「もちろん、いっぱいあるよ。
Excel VBAだって他の業務システムに負けないくらい、本格的なメニュー画面や入力フォームの"UI"が作れるんだ。
まずはマクロの実行方法について、いくつかのやり方をおぼえよう」

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