「…ふーん。なんだか、おまえのいわんとすることがわかった気がするよ…」
ニヤリと笑う星くんを横目に見ながら、八木くんの説明が続きます。
「前に少し話したけど…
プロシージャには、SubプロシージャとFunctionプロシージャの2つの種類がある。
前回のケースでは、うどん屋がSubプロシージャで、宅配ピザがFunctionプロシージャにあたるんだ」
「ぶっ…そうくるのかい!?」
星くんは思わず吹き出しそうになりました。
「うん。うどん屋と宅配ピザ、それぞれの処理の違いについて考えてみよう。
どちらも"食事をする"という処理は同じになるけど、そのやり方が微妙に異なるよ。
まずはうどん屋…」
八木くんはPCに簡単な図を描きながら、説明を続けます。
「この場合、まずおまえはお金を持ってお店に行くよね。
そして食べたいうどんをオーダーし、出されたうどんをお店の中で食べる。
そして代金を払いお店を出るころには、おまえは満腹になっているというわけだ…。
ここまでいいかい?」
「ふんふん」
「じゃ、次に宅配ピザだ。
この場合、まずおまえはお店に電話をかけて、食べたいピザをオーダーする。
しばらくすると、お店が注文したピザを持ってきてくれるので、玄関先でピザを受け取りながら代金を払う。
そのあと、おまえはピザを食べ、満腹になるという寸法だ…。
これも、ここまでOKかい?」
「うん。大丈夫だよ」