八木くんは、B2セルの案件名を変更し、作成したデータ編集プロシージャを実行します。
"データを編集しました"のメッセージが表示され、マクロの実行が完了しました。
「よし!エラーはなかったな…。
営業進捗データベースの進捗TBLを確認してみよう」
"K1001"の案件名が、ワークシートで編集したとおりに変更されています。
ExcelからAccessのテーブルを編集できることが、確認できました。
「よし!よし!」
彼はメガネの奥の目を細めると、満足気に八木特製ブレンドを口に運びます。
もうすぐお昼休みになろうかという頃、星くんはブツブツいいながら、
資料室へと続く長い廊下を歩いていました。
「ウチの基幹システム……Accessのテーブルなら、データをエクスポートできるって話だよな。
八木のVBAを使えば、基幹システムと連携したツールを開発することだって、夢じゃないってことか……」