「なるほど、こいつは便利だなあ…」
お昼休みが終わりました。
森川くんはスキマ時間を利用して、スタンダードのお勉強にいそしんでいます。
ここに対して「1000」を代入します。
するとExcelは、オートフィルターによって表示されているセルにだけ「1000」を代入してくれます。
Sub Sample15()
Dim N As Long
Range("A1").AutoFilter 1, "佐々木"
Range(Range("D2"), Cells(Rows.Count, 4).End(xlUp)) = 1000
Range("A1").AutoFilter
End Sub
<スタンダード公式テキスト P111>
森川くんの後ろを通りかかった八木くんが、彼のパソコンを覗きます。
「VBAエキスパートの勉強ですか?森川さん」
「あっ、はい。
そろそろスタンダードに挑戦しようと思って…」
森川くんは、開いていた公式テキストを八木くんに見せます。
「オートフィルターの操作ですか。
Excel VBAならではのテクニックですね」
「はい。A列を"佐々木"で絞り込んだ結果のD列に、"1000"の値を代入するんですけど…、
これって普通にプログラムしたら、こんなコード数では全然足りないですよね」