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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 森川くんのVBA日記編|第5話 「社会人二日目の朝」

午前0時をまわったところ


比較演算子
                        
演算子 説明
= 左辺と右辺が等しいときTrueを返す
< 右辺が左辺より大きいときTrueを返す
<= 右辺が左辺以上のときTrueを返す
> 左辺が右辺より大きいときTrueを返す
>= 左辺が右辺以上のときTrueを返す
<> 左辺と右辺が等しくないときTrueを返す
Is 左辺のオブジェクトと右辺のオブジェクトを比較する
Like パターンマッチングを使った文字列の比較をする
比較演算子は、条件分岐の条件などでよく使います。「もしセルが空欄だったら」という条件は「セルが空欄と等しかったら(セル="")」のように記述します。 Is演算子はオブジェクト同士が等しいかどうかを比較する演算子です。一般的なマクロでは、Is演算子を使ってオブジェクト同士を比較することは少なく、セルを検索するFindステートメントが成功したかどうかの判定などに使われます。 Like 演算子は、文字列が、指定したパターンに一致しているかどうかを比較する演算子です。 < ベーシック公式テキスト P53 >

「ふ~~~ん。
……あたしはVBAしか知らないけど、このあたりは言語によって、若干違いがあるんだ。
混同しないように、気をつけなきゃね。
……ここで解説している、代入演算子の"="と、比較演算子の"="の違いは大丈夫?
ちゃんと理解している?」

彼女の問いかけに、森川くんは胸を張って答えます。

「はい。右辺の値を、左辺の変数やプロパティに代入するのが、代入演算子の"="で、
Ifステートメントなんかの条件式で、右辺と左辺の値が等しいか比較するのが、比較演算子の"="ですよね。
……条件式の中以外は、基本、代入演算子の"="だと思って、差し支えないかと思います」

岬さんは感心した面持ちで、森川くんを見つめます。

「(やだ…この子。ホント、スラスラと理解しちゃうのね。
私も気合いを入れないと、すぐに追いつかれちゃいそう…)
そうね、その理解で問題ないわ。
…じゃあ次は、6章の"セルの操作"なんだけど……」

パラパラとテキストをめくる、岬さんの両腕に力がこもります。

第6話「セルの操作はVBAの基本」に続きます
文・イラスト / 武藤 玄
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