ブックの場合は…
ブックはWorkbook オブジェクトで表されます。したがって、ブックを記述するときは、Workbooks コレクションを使って次のように書きます。
Workbooks("Book1.xlsx")
Workbooks(1)
<中略>
Workbooks(1)のように、開いているブックを数値で指定することもできます。この数値はExcelがブックを開いた順に1、2、3…と振ります。
次の順番で開いたとします。
Book1.xlsx → Workbooks(1)
Book2.xlsx → Workbooks(2)
Book3.xlsx → Workbooks(3)
< ベーシック公式テキスト P163 >
「なるほど、開いた順なんですね。
これも、わかりやすいっス」
「あとブックの場合は、新規に挿入されたブックと、保存されているブックを開いたときで、
処理が微妙に異なるから注意が必要ね。
例えば、新規ブックを上書き保存しようとすると、まずは保存しろとダイアログが表示される…とかね」
「そっか、開いたブックと違って、新規に挿入されたブックは、上書きのしようが無いっスもんね」
「このあたり、開発しながら慣れていくしか無いわね。
まあ…まずはテキストで、概要だけでも理解しておけば、開発のときずいぶん楽になるわよ」
研修を続ける二人のところに、星くんがやってきました。
「あ、ちょっといいかな?
…このあと、VBAの勉強会があるんだけど、森川くんも一緒にどうだい?」
星くんがそう話しかけたとき、定時を告げるチャイムが鳴り響きました。