モジュールとは
帰宅して夕食を済ませた森川くんは、早速、机に向かってテキストを開きます。
「えっ。モジュールって、いくつも種類があるのか?
…このあたり知らないと、開発のときトンチンカンなことをやりそうだぞ…」
モジュールには、いくつかの種類があります。オブジェクトモジュールは、シートやブックに紐付いたモジュールで、ユーザーがExcelの操作をしただけで自動的に実行される「自動実行マクロ(イベントマクロ)」を記述します。クラスモジュールは、クラスを定義するときに使います。フォームモジュールは、UserFormを使用するときに使うモジュールです。一般的なマクロは 標準モジュールに記述します。
< ベーシック公式テキスト P22 >
「モジュールはエクスポートしたり、インポートしたりできる…と。
さらに、VBEのプロジェクトエクスプローラを使えば、ドラッグ&ドロップでモジュールをコピーできるのか…」
標準モジュールを別のブックにコピーするには、プロジェクトエクスプローラ上で、標準モジュールを別ブックへドラッグ&ドロップします。実行すると、ドロップ先のブックに標準モジュールがコピーされます。コピー先に同じ名前の標準モジュールが存在する場合は、名前の後ろに数字が付加されます。
< ベーシック公式テキスト P27 >
「…すごいじゃないか!
これなら複数のメンバーで、マクロを共同開発することもできる。
……Excelを自動化するためのマクロ言語なのに、なんでこんな機能までついてるんだ…!?」
森川くんは真剣な表情で、テキストを読み進めていきます。