マクロを作る上で必要な考え方
「スタンダードのテキストにも、このあたりのことが詳しく書かれているわ」
マクロを作る上で必要な考え方は、次の3つです。
① 抽象化
② 細分化
③ 簡略化
抽象化
<中略>
Excelでどんな操作をするのかという脳内変換です。思うようなマクロが作れなかったり、うまくExcelを使えない人はこれができません。Excelに向き合っていながら、頭の中は“業務”の言葉でいっぱいです。だから、何をすべきかが分かりません。
<中略>
細分化
<中略>
マクロや作業というのは、1つで済むことはなく、まずこうする、次にこうする、それを受けてこうする…のように、やるべきことは複数あるのが普通です。マクロを作るときには、マクロ全体ではなく、そうした小さい部品を組み合わせるイメージが不可欠です。
<中略>
簡略化
<中略>
一画面には入りきらないような"巨大な"データや、何件あるか分からないような"不定の"状況に対してマクロを作ろうとしても、うまくいくはずがありません。そんなときは、物事を簡単に考えます。それが簡略化という発想です。
< スタンダード公式テキスト P2-5 >
岬さんはテキストを開きながら、該当箇所を指し示します。
森川くんは興味深そうに、ページをのぞき込みました。