「ぶっ。いい例えだな。まさにその通りだ。
あと、Functionプロシージャの呼び出しのとき、変数には何が代入されるかだけど…。
宅配ピザを注文したら、何が届く?」
星くんはキョトンとしました。
「そりゃ…注文したピザが届くに決まってるだろ」
八木くんは親指を立て、ビンゴのジェスチャーをしました。
「その通りだ!Functionプロシージャは処理の結果を返す…もっと正確にいうと、
Functionプロシージャの中で何か処理を行い、その結果をプロシージャ名に格納して返すんだ。
図にしたほうがわかりやすいか…」
そういうと八木くんはPCに、さらに図を追加しました。
「このとき、プロシージャ名に格納されて戻ってくる値を"戻り値"というんだ。
普通はこの戻り値を変数なんかに格納して呼び出し元のプロシージャで利用するんだ」
「それって、関数にそっくりじゃないか」
「うん。だからFunctionプロシージャのことをユーザー独自の関数と呼ぶこともある。
違いは、Functionプロシージャの場合、ユーザーが望む独自の機能をもたせることができるという点だ」
「ど、独自の機能かい…」
ふーっと星くんが、大きく息を吐きました。