「…お、終わったんだよな…エラーも出てないし…」
星くんがおそるおそる、選択したオーダー表を開きます。
「!!!」
そこにはまぎれもなく、追加アイテムがチェックされ上書き保存されたオーダー表の姿がありました。
ジーン…。
胸に熱いものがこみ上げてきた、まさにその瞬間でした。
「ずっる~~~い!!!」
大きな声に後ろを振り返ると、岬さんが腕を組んでにらんでいます。
「開発が始まったら、私にもアシストさせてくれるって話だったのに…
星さん、全部自分で作っちゃったんですか~~~!?」
プンプンとふくれる岬さんをなだめながら、星くんは心地よい充実感を味わっていたのでした。