「ク、クライアントサーバーシステム…って、やつかい?」
「そうだね。本来であればSQLサーバーを立てるのが順当だけど…。
この資料を見る限り、データ量はそれほどでもなさそうだ。
これなら、Accessのデータベースファイルでいけるんじゃないかな?」
「Accessのデータベースファイル?
何の話をしてるんだ。俺が言ってるのはExcelの……」
星くんが焦った顔で問いただすと、八木くんはニヤリと笑みを浮かべます。
「もちろんExcelのシステムの話だよ。
…ただ、データベースとしてAccessのテーブルを利用するだけさ。
以前、岬さんには少し話したことがあったけど…、お前には話してなかったっけ?」
「そ、そんなこと、本当にできるのかい?」
星くんがゴクリと喉を鳴らしながら、八木くんに尋ねます。
「もちろんさ、星。
俺たちの使ってる開発言語を、なんだと思ってる?
"VBA"は、"Visual Basic for Applications"。
"VB"でできることなら、あらかたできちゃうんだぜ!」
八木くんはドンと胸を叩きながら、力強くそう答えました。
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