オブジェクト変数にオブジェクトを格納する
    
オブジェクト変数にオブジェクトを格納するときは「Set」という命令を使います。
    Set 変数名 = オブジェクト
    たとえば、オブジェクト変数Aに、セルA1を格納するには次のようにします。
    Dim A As Range
    Set A = Range("A1")
< スタンダード公式テキスト P33 >
「…こうすると、変数AにA1セルが、"オブジェクト"として格納されるの。
	したがって、Rangeで使用できるプロパティやメソッドを、
	たとえば"A.Font.ColorIndex"のように、
	オブジェクト変数Aに対して、使えるようになるのね」
「はいっス。
	オブジェクトを格納するときは、Setステートメントを使うんですよね。
	でも、どうしてこのときは"Set"が必要なんスかね?」
岬さんは待ってましたと言わんばかりに、目を輝かせました。
「いい質問ね。
	実は、Letステートメントといって、変数に値を格納する命令も、ちゃんと用意されてるの。
	でも"Let"は省略可能だから、通常は記述しないわ。
	対して"Set"は省略不可だから、必ず記述しなければいけないの」