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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 持続可能なスキーム編|第9話 「トランザクションとは?」

それぞれのステートメント


【変数に値を格納するとき】
    Let A = Range("A1").Value
    ↓
    A = Range("A1").Value (Letは省略可能なので、通常は記述しない)

【変数にオブジェクトを格納するとき】
    Set A = Range("A1")  (Setは省略不可なので、必ず記述する)

「なるほど…"Let"と"Set"、それぞれのステートメントが用意されてるんですね。
納得っス!……先輩の知識、ホントすごいっス!!」

森川くんが尊敬の眼差しで岬さんを見つめると、
彼女は満更でもない様子で、鼻をこすりました。



その頃マンションでは八木くんが、作成した「データ編集」プロシージャのコードを、
身じろぎもせず見つめています。

「とりあえず、テーブルへの書き込みはオッケーだが、このままでは使えないな。
複数ユーザーが使うクライアントサーバーシステムでは、
万が一の書き込みエラーにも、対応しておかなければ…」

八木くんはそう言うと、何やらコードを追加し始めました。

「…トランザクション処理を追加することにしよう。
トランザクションは、データベースに対する一連の作業を、1つにまとめたものだ。
コネクション変数に対して、"BeginTrans"、"CommitTrans"、"RollbackTrans"を使用すると、
テーブルへの書き込み中に万が一エラーが発生しても、元に戻すことができる…」

室内にカタカタカタと、小気味のいいキーボード音が響きわたります。

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