「"開発のしやすさ"に関しては、こんなところです。
他にも色々ありますが、VBAを習得するのに必要な時間は、
他のプログラム言語に比べて圧倒的に短時間で済むというのが、
実感いただけたのではないでしょうか?」
水木さんは、岬さんの言葉にコクコクとうなずきます。
「確かにそうね、COBOLとは雲泥の差だわ」
「開発環境のVBEには、他にも便利な機能がたくさんあるんです。
例えば途中までコードを入力したら、残りを自動入力してくれる"入力支援機能"や、
任意のVBAの命令を実行できる"イミディエイトウィンドウ"など、
便利な機能がテンコ盛りですよ」
「……スゴイわね。
わたしにもVBAの開発が、できそうな気がしてきたわ!
次の"言語のポテンシャル"に関しては、どうなの?」
岬さんはカバンからペットボトルを取り出すと、一口飲んで喉を潤します。
「……まず、"Visual Basic 6.0とほぼ同じ機能を使える"の部分ですが、
VBAはそもそも" Visual Basic for Applications"の略で、
Visual Basicの流れをくむ由緒正しい開発言語です。
だからVBでできることならVBAでも、あらかたできてしまうんですよ!」
岬さんのレクチャーが熱を帯びます。
彼女の瞳にはVBAに対する情熱が、炎のように揺らめいていました。
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