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やってみよう!Excel VBAで業務改善!|持続可能なスキーム編

第12話「素晴らしきかな、VBA!」

第12話「素晴らしきかな、VBA!」

登場人物紹介

開発しやすいVBA

「"開発のしやすさ"に関しては、こんなところです。
他にも色々ありますが、VBAを習得するのに必要な時間は、
他のプログラム言語に比べて圧倒的に短時間で済むというのが、
実感いただけたのではないでしょうか?」

水木さんは、岬さんの言葉にコクコクとうなずきます。

「確かにそうね、COBOLとは雲泥の差だわ」

「開発環境のVBEには、他にも便利な機能がたくさんあるんです。
例えば途中までコードを入力したら、残りを自動入力してくれる"入力支援機能"や、
任意のVBAの命令を実行できる"イミディエイトウィンドウ"など、
便利な機能がテンコ盛りですよ」

「……スゴイわね。
わたしにもVBAの開発が、できそうな気がしてきたわ!
次の"言語のポテンシャル"に関しては、どうなの?」

岬さんはカバンからペットボトルを取り出すと、一口飲んで喉を潤します。

「……まず、"Visual Basic 6.0とほぼ同じ機能を使える"の部分ですが、
VBAはそもそも" Visual Basic for Applications"の略で、
Visual Basicの流れをくむ由緒正しい開発言語です。
だからVBでできることならVBAでも、あらかたできてしまうんですよ!」

岬さんのレクチャーが熱を帯びます。
彼女の瞳にはVBAに対する情熱が、炎のように揺らめいていました。

第13話「VBAの真骨頂」に続きます

文・イラスト/武藤 玄

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