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やってみよう!Excel VBAで業務改善! 持続可能なスキーム編|第20話 「水木さんと岬さん」

VBAを使えばあっという間

焼肉定食を食べ終えた水木さんが、お茶を飲みながら思い出話にふけります。

「…あれは私がExcelで社員情報の管理をしてて、
100枚以上ある社員シートを探して開くのが面倒だと、彼女にボヤいたときだったわ。
一覧表から各社員のシートへリンクを貼れば、簡単に開けるとマコちんが言ったのよ」

「はい。そうすれば、簡単にシートが開けますね」

「でも、100枚以上あるじゃない。
それに社員シートは今後、増減するし……面倒くさくて、とてもやってられないわ……って言ったのよ。
そしたら彼女、VBAを使えばあっという間にできるって、マクロを作ってくれたのよ」


Sub ハイパーリンク作成()
  Dim i As Long
  Worksheets("一覧").Select

  For i = 3 To Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
    ActiveSheet.Hyperlinks.Add _
        Anchor:=Cells(i, 1), _
        Address:="", _
        SubAddress:="'" & Cells(i, 1).Value & "'!A1"
  Next i
End Sub

※ このコードは、そのとき岬さんが開発したマクロです。
  一覧シートA列の社員番号が入力されたセルに、同名のシートへのハイパーリンクを設定します。

「社員シートのシート名は社員番号ですか?
…なら、一覧表の社員番号のセルに、自らの値をSubAddressにして、
ActiveSheet.Hyperlinksを設定してやればいいですね。
…そのマクロを、入社半年の彼女が作ったんですか?」

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