「そうよ。あっという間に100数件のハイパーリンクを作成してくれたわ。
……それからしばらくして、業務部でVBAのアシスタントを探してるという話を耳にし、
マコちんはどうですか?…って梶田部長に推薦したの」
「そうだったんですか…」
星くんは初めて耳にする当時の話に、目を丸くします。
「業務部に行けばVBAの仕事ができると喜んでたわよ彼女。
…あと、憧れの星先輩と仕事ができるって」
「ブッ…!!」
星くんはお茶を、吹き出しそうになります。
「VBAの同志が見つかって嬉しかったじゃないかしら?
星くんはVBAの達人だって、総務でも噂だったし…」
「とんでもないですよ。
…あの頃の開発スキルは、岬さんのほうが断然上でした。
こちらが、いろいろと教わったくらいです」
「ふ~~~ん。
……で、どう?奥さんにするなら…あんないい子、他にいないわよ?」
「…ゲホッ!ゲホッ…!!」
星くんはお茶を吹き出し、勢いよく咳き込みました。
「ゲホン!…い、いやまだ、結婚のこととか考えていないです。
それに、俺……」
「イズミンのことが、大好き?」
「ブーーーッ…!!ゲホ!ゲホ!ゲホ!ゲホーッ!!」
星くんが盛大に咳き込む中、昼休みの終わりを告げるチャイムが食堂に鳴り響きました。
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