「彼、星さんとあたしの、師匠なんですよ。水木先輩」
「ちょっと、あたしをハブらないでよ!岬さん」
泉先輩が、横からツッコミを入れます。
星くんたちは和やかな雰囲気で、彼女に八木くんを紹介しました。
「オフィス・ヤギって、こないだ話してた……
そう、あなたたちの師匠ということは、相当なスキルの持ち主なのね。
電算室の水木と申します、今後ともよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
八木くんは再度、深々と頭を下げました。
「そういえば星くん。
基幹システムとVBAの連携の件、岩田部長には話したの?」
やぶからぼうに、水木さんが星くんに尋ねます。
「いや…、まだ構想段階なもので……。
ちょうどいいや、今ここで彼に意見を聞いてみます。
八木……さん。
基幹システムとVBAの間で、データ連携を考えているんだけど…」
星くんは以前、水木さんに説明した基幹システムとの連携の構想を、八木くんに説明し始めました。
「VBAエキスパート」の受験に向けたお役立ち情報をご紹介!