「な・な・な・な~に~を言ってるのかな、星くん。
……別に毛嫌いなんかしてないわよ、ミズっちのこと、全然!」
彼女はしどろもどろです。
明らかに狼狽している様子が、星くんにもわかります。
「社員旅行でなにかあったって、小耳に挟んだんですけど…」
「誰から聞いたの、それ!
……まあ、だいたい察しがつくけど……」
彼女のダンボールを持つ手が、プルプルとふるえます。
「とんでもないことって、何をやらかしたんです……夜の宴会のときですよね?」
「…そんなことまで知ってんだ、はあ…」
泉先輩は資料室の天井を見上げると、大きなため息をつきました。
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