オデッセイの運営サイト一覧

ExcelⓇ、Accessのマクロ・VBAのスキルを評価する資格VBAエキスパート

企業・教育機関の皆さまへ 試験会場を探す お問い合せ

やってみよう!Excel VBAで業務改善!|VBAとの出会い編

第20話「星くん、システム開発に取りかかる!」

第20話「星くん、システム開発に取りかかる!」

登場人物紹介

なにしてるんですか?星さん

「な~にしてるんですか?…ほ・し・さん!」

知らないうちに岬さんが、星くんの背後にひょっこりと立っています。

「わわっ!…びっくりした…岬さんか。うん、ちょっとシステムのことでね…」

「…ふ~ん、どれどれ?」

岬さんがPCの画面をのぞきこみました。彼女の顔がすぐそばにきて、星くんはドキンとします。

「…ああ…これかい?これはVBAのプログラムさ…見ても何が書いてあるかチンプンカンプンだと思うけど…」

星くんがフーッとため息をつきます。

「…カウンタの終了値は固定値じゃなくてEndプロパティで取得したほうがよくないですか?
あとセルの指定も'Range'じゃなくて'Cells'のほうがすっきりしますよ」

星くんはギョッとした表情で、岬さんを見つめました。

「み、岬さん…VBA…わかるの…!!??」

岬さんはテヘッと舌を出しました。

「…ほんのチョットです。星さんに比べたら私なんて…まだまだヒョッコですよ」

「で、でもなんでVBAのことを知ってるんだい?」

星くんのひたいに汗がじんわりとにじみます。

「…あたしVBAの資格試験を受けようと、少し前からVBAの勉強をしてるんです。でもなかなか難しくて…。
星さん!今度あたしに、VBAのこと教えてくださいね。約束ですよ!」

そういうと、岬さんは書類を持ってパタパタと事務所から出ていきました。

「………………」

星くんは固まったまま、彼女の後姿をただボーゼンと見送り続けるだけでした。

第21回「これじゃあ、うごかない!」に続く

文・イラスト/武藤 玄

星くんと一緒にSTEP UPしませんか?

シーズン1 「VBAとの出会い」編:エピソード一覧

一覧へ戻る

MENU