「ほう…がんばってるじゃないか、星…」
ボソッとつぶやくひと言に、星くんのプルプルしていた武者震いが、ゾクゾクとした悪寒に変わりました。
「(ぶ、ぶ、ぶ、部長~~~!!!)」
「順調に進んでいるようだな、星。期待しているぞ。
…あっと、週1回の進捗状況の報告、こちらも忘れないようにな」
星くんの肩をポンとたたきながらそういうと、岩田部長はスタスタと立ち去っていきました。
残された星くんは、まるで石のように固まっています。
「…そうだよ、忘れてた。もうじきプロジェクト開始から一週間だ…プロジェクトの進捗状況を報告しなきゃ…」
そんな星くんの額から、ダラダラと冷や汗が流れ始めたのでした。