イベントプロシージャを作ってみよう!
部屋に戻った二人は、勉強を再開します。
「………えっと、なんだっけ?
…そっか、イベントプロシージャの解説をしてたんだったな。
イベントという仕組みによって、ユーザーが特定の操作をしたことを知ることができる、
というのは理解できたかい?」
「うん。シートがアクティブになったり、ダブルクリックされたとき、イベントが発生するんだろ?
……それをVBAで利用することができる……というので、あってるかい?」
八木くんが"ビンゴ!"、のジェスチャーをしました。
「そこまでわかってれば、後は簡単だよ。
実際にイベントプロシージャを作って、動作を確かめてみよう」
八木くんは、VBEを起動しました。
「まずは、どのオブジェクトのイベントを利用するか?…ということを、考えるんだ。
利用するオブジェクトによって、イベントプロシージャを作成するモジュールが異なるからね。
…そーだな。まずはシートSheet1で、やってみるか」
プロジェクトエクスプローラの[Sheet1]をダブルクリックします。
コードウィンドウが表示され、タイトルバーに[Sheet1(コード)]と表示されました。
「このモジュールは、Sheet1専用のモジュールになる。
この[オブジェクト]ボックスから[Worksheet]を選択すると…」
「Worksheet_SelectionChangeという名前のイベントプロシージャが、勝手に挿入される。
…星、SelectionChangeは、何の操作をしたときに発生するイベントだっけ?」