データの種別と保存場所
八木くんのマンションでは、勉強会が続いています。
「レジストリなら、ブックが新しくなっても、
以前のデータをそのまま利用できるというメリットがあるんだ」
「でも、なんでもかんでも、レジストリに記録すればいい…ってことじゃないんですよね?」
「その通り!
データの種別と、保存場所について、一度整理して考えてみよう」
八木くんはPCで、何やら説明図を作り始めました。
「できた!この図を見てほしいんだけど…。
レジストリに保存するデータというのは、業務で扱うデータではなく、
ユーザー個人の設定に関するデータだよ。
こういった設定データをブックに保存すると、新しいバージョンを配布したときに、
1から設定をし直さなきゃならない。
それはナンセンスだから、レジストリに保存しておくというわけさ」
「なるほど…。設定データと業務データは分けて考える必要があるんですね。
業務データもAccessのデータベースに保存すれば、バージョンアップのときに
データ移行をする必要がなくなるのか…」