引数の"Cancel"って??
星くんは、プロシージャの最後に次のコードを追加しました。
:
"が入力されています"
Cancel = True
End Sub
「これで実行すると、どうなるんだ?」
ワークシートをダブルクリックして、イベントプロシージャを実行します。
先ほど同様に、メッセージが表示されます。
特に違いはないようです。
星くんは続けて2度、3度と実行してみました。
「…なんだ。さっきと変わらないじゃないか。
………いや、待てよ。
操作感が少し違うな…。
ひょっとして…」
星くんは、追加したコードの"Cancel = True"を、コメントアウトして、再度コードを実行します。
「…やっぱりだ!!
"Cancel = True"がなければ、いつも通りダブルクリックでセルが編集モードになるけど、
引数CancelをTrueにすると、セルが編集モードにならないぞ!
これは、ダブルクリック本来の動きをキャンセルするための引数なんだ…!」
「すごい!すごい!
…じゃあ、BeforeRightClickでCancelをTrueにしたら、
右クリックのメニュー表示をキャンセルできるってことか…!」
星くんはもはや、オーグチさんの依頼などそっちのけです。
イベントプロシージャの魅力のとりこになっています。