修正コードの動作を確認!
星くんは早速、修正したコードの動作を確認します。
「材料費」シートを表示し、「規格」列のセルを選択します。
画面にはエラーメッセージが表示されました。
「ありゃりゃりゃ…そう、うまくいくわけないよな」
星くんはエラーの発生した箇所を確認します。
エラーは「UserForm_Initialize」イベントプロシージャの、
「CommandButton1.Enabled = False」の行で、発生していました。
「あちゃー、そうか…。
削除して存在しない"CommandButton1"に、プロパティを指定しようとしたから、エラーになったのか。
なるほど…宣言セクションで、"Option Explicit"と変数の宣言を強制してるから、
存在しない"CommandButton1"は、宣言なしで使用している"オブジェクト変数"と、
解釈されてしまったんだ…」
星くんはコードを、次のように修正します。
:
If c = 0 Then
Label1.Caption = Zai & "の規格が見つかりません"
ListBox1.Enabled = False
Else
:
※赤字の部分が、修正されたコードです。
「…これでいい。
ここに処理が移るときは、存在しない材質が入力されているときだから、
リストボックスのEnabledプロパティをFalseにして、ボタンと同様に使用できないようにすればいいんだ」
星くんは、もう一度テストを行います。
今度は、きちんとユーザーフォームが表示されました。
「よし、リストボックスの選択でセルに規格が入力されるぞ。
入力後はちゃんとフォームを閉じる。
リストボックスが"入力"ボタンの代わりをしているぞ!」
星くんは、イスの背にもたれかかり、フーッと大きく息を吐きました。