もう一つのバインディングは?
岬さんがにっこりとほほ笑みます。
「はい。OLEオートメーションで利用できるアプリケーションは、
この中の"参照可能なライブラリ ファイル"として用意されているので、
そこにチェックを入れて利用可能にします」
「…なるほどなあ。
…えっと、もう一つのバインディングは?」
「実行時バインディングですね。
これは、185ページに書いてあります。
CreateObject関数を使用して、コードの中でバインディングを行うやり方です。
このときは、参照設定がいらないんですよ」
あらかじめ参照設定をせず、CreateObject関数を使ってオブジェクトを参照する方法を
実行時バインディングと呼びます。
Sub Sample2()
Dim IE As Object
Set IE = CreateObject("InternetExplorer.Application")
:
:
< スタンダード公式テキスト P185 >
「この例で行くと、CreateObject関数の引数が"InternetExplorer.Application"だから、
InternetExplorerを参照設定していますね」
星くんは腕を組んで、なるほどという顔をしています。
「ふ~~~む、そういうことかあ…。
でも、この2つのやり方は、どうやって使い分ければいいんだろう?」
岬さんは、うっと言葉を詰まらせます。