星くんは八木くんの言葉に、苦笑いを浮かべました。
「そのとおりだよ。
以前は担当者が、各自の"カンピューター"で、発注量を調整してたんだ。
勘だから、ショートすることもよくあったよ。
……今はVBAの生産管理システムで調整できるから、ずいぶん良くなったけど…。
基幹システムの方は相変わらず、デタラメな数字のままだよ」
「これは根が深い問題だな…。
基幹システムがデタラメだから、VBAのサブシステムが必要になる。
卵が先か、鶏が先か…。
でも基幹システムを、捨てることもできないしな…」
八木くんが、フーッとため息をつきます。
「そうなんだ。
だから、基幹システムとVBAでデータ連携ができれば、
基幹システムの完全なサブシステムを、VBAで構築することができる。
現在の基幹システムに足りない機能を、いくらでもExcelのシステムで補える。
……これができれば、数年来の開発の遅れを、一気に取り戻すことができる。
ぜひとも、実現したいんだ!」
星くんは力のこもった声で、八木くんにそう訴えかけるのでした。
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