コードを1行ずつ確認
星くんは、自分が作成したコードを、1行ずつ確認していきます。
作ったのは、かなり以前なので、コードの内容をすっかり忘れていました。
「ボタンを廃止するということだから、この呼び出し部は、もう使えない。
この部分に該当する機能を、ワークシートのモジュールに、イベントプロシージャで作成すればいいのか…」
星くんは、プロジェクトエクスプローラから、ワークシートのアイコンをダブルクリックします。
コードウィンドウにモジュールが表示されました。
「…ダブルクリックしてフォームを呼び出すのだから、
Worksheet_BeforeDoubleClickのイベントプロシージャを使うんだよな…。
ダブルクリックしたセルは、引数Targetで渡されるから…」
星くんがカタカタと、コードを打ち込んでいきます。
Private Sub Worksheet_BeforeDoubleClick(ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)
If Target.Row >= 5 Then
If Target.Column = 1 Then
Cancel = True
End If
End If
End Sub
「うん。こんな感じかな。
支給品のデータが入力されているのは、シートの5行目以降だから、
"Target.Row >= 5"と、5以上の行を処理の対象にする。
1~4行はヘッダ行だから、処理の対象外だ。
次に、オーダーNoのセルをダブルクリックしたとき、フォームを呼び出すから、
"Target.Column = 1"と、A列のセルのみ、処理の対象にする…と、
ここまできたら、ダブルクリック本来の挙動を、"Cancel = True"でキャンセルしてと…」